新型コロナウイルス感染症対策として「3密」という言葉が定着するなど、私たちの生活様式は大きく変わりました。その一環としてバイク利用の増加が上げられます。
「密」を避ける対策の一環として
他人と密着して感染するリスクを避けるためか、2020年にはバイク需要が急増しました。国土交通省が感染症対策の一環として自転車通学・通勤を促す施策を講じているという背景があり、その余波がバイク業界にも現れているのかもしれません。また、2020年は排ガス規制&ABS搭載義務化が重なりました。
このため、人気モデルのヤマハ・セローやホンダ・モンキーといった人気車種の生産終了が決定した時期であり、駆け込み需要があったこともバイク需要が向上した要因といえるでしょう。
初めてなら50ccのスクーターがおすすめ
これまでバイクを乗ってこなかったような人には、免許で兼用できる50ccのスクーターを手に取ってみるのがおすすめです。コロナ需要から中古市場も活発しています。
上限買取額は12万円前後、平均買取価格は8万円ほどです(※1)。
買取価格も高騰している関係から、きれいな状態のスクーターも出回っています。今後50ccは排ガス規制で販売中止になる流れなので、今購入すれば希少価値は上がるかもしれません。
コロナ禍はネガティブな影響が取り上げられやすいですが、二輪業界にとってはポジティブな影響を与えつつあり、今後のバイク市場がどう動くか注目したいところです。
(※1)参考:バイク買取専門店バイクワン