トリシティ155 ABS 2023年モデルの特徴
ヤマハからラインナップされている3輪バイクとして人気のトリシティ155 ABSが、2023年4月にモデルチェンジされました。
大きな特徴は、令和2年にスタートした排気ガス規制に適合したエンジンを積んでいるという点です。
新モデルのトリシティ155 ABSに搭載されているエンジンは、新ブルーコア(BLUE CORE)で、エンジンによる振動や騒音を最小限に抑え、静かでリラックスした走りができる最新型のエンジンです。
そこにスマートモータージェネレーターを装備しているほか、ストップ&スマートシステムという燃費向上システムも搭載しています。
また、トリシティ155 ABSは前輪が2輪になっている3輪スクーターなのですが、この前輪の2タイヤの動きをより滑らかにするため、アッカーマンジオメトリと採用している点も大きな特徴です。
このアッカーマンジオメトリとは、ヤマハがラインナップするスクーターの上位機種となるトリシティ300やナイケンに装備されている技術で、前2輪という特徴を最大のメリットとした走りを実現できます。
トリシティ155 ABSの機能
トリシティ155 ABSは、スクーターが搭載する電脳システムに関しても、最先端の技術を積極的に採用している点が特徴です。
このバイクはスマートキーシステムを標準装備しているほか、メーターパネルも新しいデザインへと生まれ変わりました。
それだけではなく、スマホに専用のアプリを搭載することによってスクーターの情報をスマホで簡単に、またスマホの情報をスクーターのパネルで管理できるといった機能を装備しています。
例えば電話やメールの着信があった場合、スマホのスクリーンだけでなくスクーターのコックピットに表示できます。
その他にも、スマホのバッテリー残量と言った気になる情報に関してもスクーターのパネルへ表示できます。
スマホの画面だけではなく、スクーターのスクリーンパネルへ表示することにより、安全性を確保しながら直感的にスマホからのシグナルに関してもアンテナを張り巡らせられるというメリットが期待できます。
同時に、スクーターの情報をスマホに表示することも可能です。
例えばエンジンの回転数やスロットルの開度、またエコ運転をどのぐらい実地できているかといった情報をはじめ、オイルやバッテリーのメンテナンス状況に関しても、スマホで管理できます。
スクーターの位置情報やナビに関して、スマホとスクーターが連携することによって管理しやすくなりますし、車両の最終的な位置情報に関してもスマホで簡単に管理が可能となります。
このように、スマホとスクーターをリンクさせて多方向から管理したい人にとっては、トリシティ155 ABSはまさに要チェックのスクーターと言えるでしょう。